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Linuxのファイル権限

Posted on:February 7, 2024 at 12:00 PM

Linuxのファイル権限

Linuxのファイル権限をよく忘れるので備忘録として残します。

権限変更は、

  1. 権限の種類の決定
  2. 適用の種類の決定
  3. 権限の変更の実行

の順番で行うのがいいかと思います。

権限の種類

権限には「実行」、「書き込み」、「読み取り」の3つがあります。
ファイル、ディレクトリにどのような権限を与えるかは、1〜7の数字によって決定されます。

対応表

数字権限
1実行
2書き込み
4読み取り

では、「書き込み権限」と「読み取り権限」の2つを与えたい場合はどうすればいいのでしょうか?
答えは簡単で、与えたい権限の数字を足した数字を与えてあげればいいのです。

適用の種類

どのユーザーに権限を与えるかは3つの数字によって決定されます。
左から「所有者 (Owner)」、「所有グループ (Group)」、「その他 (Others)」の順番に、先程の権限の数字を並べて3桁にします。

対応表

順番ユーザー権限
1所有者 (Owner)ファイルやディレクトリの所有者に適用される権限
2所有グループ (Group)ファイルやディレクトリが所属するグループに適用される権限
3その他 (Others)その他のユーザーに適用される権限

所有者」に対して「実行」、「書き込み」、「読み取り」、
所有グループ」に対して「書き込み」「読み取り」、
その他」に「読み取り
を付与したい場合は、 「所有者」の権限は、「7」、
所有グループ」の権限は、「6」、
その他」の権限は、「4
なので、これを左から並べて3桁にすると、最終的な権限は「764」となります。

権限の変更

ファイル、フォルダの権限を変更します。
権限の変更にはchmodコマンドを使います。

コマンド

$ sudo chmod [権限] [ファイル・フォルダ名]

例えば、dataというフォルダに「764」という権限を与えるには、

$ sudo chmod 764 data

とします。

最後に

CUIは慣れると案外使いやすいですよ〜

今回は以上です。