phpMyAdminアップデート方法
今日はUbuntuのphpMyAdminのアップデート方法を解説します。Aptパッケージマネージャーからインストールしたのですが、最新バージョンではなかったので仕方なく手動でアップデートします。
*調べても良い記事がなかったので備忘録的な感じで残しておきます。
では早速解説していきます。
前提条件
- OSはUbuntuまたはUbuntu Server
- Apache2、MySQL/MariaDBが揃っている
- phpMyAdminをAptパッケージマネージャーでインストールした(←ココ重要)
1. バックアップをとる
phpMyAdminディレクトリのバックアップを取っておきます。ここではphpMyAdminのフォルダ名を変更しています。
$ sudo mv /usr/share/phpmyadmin/ /usr/share/phpmyadmin.bak
2. 最新のphpMyAdminをダウンロード
次に、公式ページから最新のphpMyAdminのZIPファイルをダウンロードします。
*2022年03月29日現在では、5.1.3がダウンロードされました。
$ wget https://www.phpmyadmin.net/downloads/phpMyAdmin-latest-all-languages.zip
$ unzip phpMyAdmin-latest-all-languages.zip
3. ディレクトリを移動
現在のディレクトリに「phpMyAdmin-[バージョン]-all-languages」というディレクトリが作成されます。このディレクトリを適切な場所に移動します。
$ sudo mkdir /usr/share/phpmyadmin
$ sudo mv phpMyAdmin-*/* /usr/share/phpmyadmin/
4. ファイルを編集
既存のphpMyAdminはAptパッケージマネージャーからインストールされている為、「vendor_config.php」ファイルにて「TEMP_DIR」と「CONFIG_DIR」の場所を指定する必要があります。
好きなテキストエディタで「vendor_config.php」ファイルを編集します。
$ sudo nano /usr/share/phpmyadmin/libraries/vendor_config.php
次の値を、次のように変更します。
$define('TEMP_DIR', '/var/lib/phpmyadmin/tmp/');
$define('CONFIG_DIR', '/etc/phpmyadmin/');
5. アップデート完了
これで最新バージョンになりました。 WebブラウザでphpMyAdminにアクセスして確認してください。